言いたいことはすぐ言う

口が過ぎれば足を取られます。基本的にはWord2ページ程度

そんなもん、僕にとっては気休めだね。

ビオフェルミン飲んでて良いですか?」

この質問に対するかかりつけ医の答えがタイトルである。

 

 

去年の夏、何を食べてもおなかを下し、OS-1を啜る生活を送った2週間。

数万と数日かけて検査をした大病院からは『良くわかりませんね。』と薬も貰えずに

放り出され、日差しが照り付ける朦朧とした意識の中で、私は小児クリニックの

ドアを開いた。※私は20代半ばである。

 

 

『すみません、ここは小児科です。』

当たり前の門前払いと共に、『近くに内科がありますから……。』と言われ、

大通りから一本入ったところにある診療所を紹介された。

 

 

 

『はい、どーぞー!』

初老の声に呼ばれ、ドアを開けて3秒。

「(金髪やんけ)」

 

いやいや、医者が金髪って。いや違う。染めたのが放置されて金髪に見えるだけだ。

だけど大丈夫か?金髪やし、ナイスミドルにはちょっと遠い小綺麗なおっちゃんやん。

※勿論、当時はそんな余裕もなく、ただフラフラと椅子に座りこんだに過ぎない。

 

 

そのおじちゃんが私の症状を予測変換機能でポチポチと入力していく。

一通り話を聞いて、触診をして、おっちゃんに言われた。

 

『僕ね、専門が免疫学なんだけどさ。君、自分の免疫にやられてると思う。

今から血液検査して、炎症反応見るよ。とりあえず薬飲んで、一時は肉と野菜禁止ね。』

 

ウソやん。このおっちゃん、私の2週間と数万飛んだの10分足らずで片付けたで。

そして肉は分かるけど野菜禁止ってどないやねん。

 

 

『2週間。ちょっとお試しで僕の処方する薬を飲んでみて。』

 

その後、結果的に私の有給は2週間半消化され、今だに通院する生活を送っている。

1年間病院に通い続けてなお、治らない自分自身の体調だが、もしかしたら、

未だに検査し続ける人生のルートがあったかもしれないと少しゾッとする。

 

 

因みにその検査後、親に電話をした。

「(略)らしくて、薬貰った~。マズい。」

『けど良かったわね。そう、どんな先生なの?』

「……金髪。金髪先生。」

 

二週間に一度、私は金髪先生のもとに通っている。