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正露丸と夜のコンシェルジュ

高校時代のクラスメートと久々に会った。
土曜日の昼過ぎ

実家でだらだらと漫画を読んでいた私に『今日飯食いに行こう。』と。連絡。

いきなりだったが、特に用事もなかったので快諾した。
高校時代から全く変わらない無遠慮さに苦笑しながらもやっぱり嬉しさが隠せない。

 

・・・とはいえ、県内トップ3の人口を誇りながら電車一本通らない田舎。
終電という概念が無いここでは夜になるとタクシーやら代行が街を走るという感じだ。

 

『・・・でさぁ、久々に会うから喋りたいじゃん?
だからおしゃれなところは無し。
車で帰るから居酒屋無し。
それでいて喋りやすい店で行こう。店決めて。』

 

・・・こうも丸投げされると逆に清々しい。

 

自分の会社でもそうだが、普段店を決めるのは下っ端。
・・・・ただ、私にはそのセンスが皆無だと社会人になって知った。
だから私に丸投げした時点で店のレベルは求められない。

 

高校自体に良く利用していたファミレスをチョイスし
もう一人、そのクラスメートの親友を誘い、3人でファミレスの店内で夕飯になった。

指定された時刻から30分
・・・来ない。
連絡を取ると『下痢して途中のコンビニで立ち往生なう。』との返事。
「無理するな」とだけ返すと『正露丸買ったから大丈夫。』

 

結局1時間ほど遅刻したクラスメート。

卒業時からするとまた一段と巨乳に拍車がかかって堂々としており、
入店の時、正露丸のラッパの音が聞こえてしまい、どうにも笑えて仕方なかった。

 

田舎の女子高出身というだけあり、一癖あるのも多かったのだが、彼女も例外じゃなかった。
学校の先生(既婚者)と不倫、先生と泣きながら別れたという少女漫画顔負けの恋愛歴で
常に彼氏を絶やさず。良く言えば「モテ女」。悪く言えば「尻軽」だ。

 

とはいえ、人間不信の私ですら彼女の誘いを快諾するほどだから先天的に人を心地よくさせる能力を身に着けているのだろう。

実際、いつの間にかTwitterアカウントを知られ、既にこのブログもばれている。
ファミレスで「やれ巨乳だ」「いつヤッた」だ
まともな恋愛一つ出来ない私には彼女たちがある意味女性生活の先生である。

こうやって話をすると大抵恋愛観の話にもつれ込むわけだが、
彼女たちとの経験の差は歴然。

 

生真面目イイ子を続けてきた私にとって恋愛は物凄くハードルが高く、
というか、恋愛の定義すらわからない。
一目ぼれで雷が落ちる経験もないし、夜這いされた経験もない。
社会人になるまでお泊り禁止の制約の中では全くもって恋愛社会を知らずにいるのだ。

 

『よし、じゃあ県内随一の呑み屋街を素面で歩き回ろう!』

 

“夜の街”なんて面白そうな響きなんだろう。
そもそも素面で歩けるものなのか。
取りあえず手を引いてくれる人がいなければ多分近寄りもしないところに連れて行ってくれるのだろう。

彼女たちは私にとって夜の街のコンシェルジュなのかもしれない。

 

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